野性的な庶民主婦の日常

自然が好きな健康志向の貧乏人の日常を綴っています

私の出産体験レポート

こんにちは。

私には生後3カ月になる娘がいます。最近は喃語を話したり、少しずつですが首も座ってきました。今では、ずっと恐れていた出産も一瞬の出来事だったような気がします。

そこで、まだ記憶の新しいうちに出産の記録を書き出しておきたいと思います。自分の思い出として、そしてこれから出産される方達の参考にして頂ければ幸いです(私はよく出産の予習として色んな出産レポを読み漁り、覚悟を決めていました(^ ^;)

書き始めると長くなりそうなので…まず、私のお産の特徴を簡単にまとめると

【普通分娩・促進剤あり・会陰切開あり】

でした。

 

 

8/17 全ての始まり!噂の内診グリグリ

 この日は38週目の妊婦検診でした。

いつものように経腹エコーで胎児の観察をした後に、目的などは説明されないまま内診台へ案内されました。その時点でうすうす勘付いていましたが、カーテンの向こうから先生が手袋をはめる音がした時、「これは噂の…ヤバいやつが来るかもしれない…!」と確信しました。。悪い予感は的中し、その手をあそこに突っ込まれグリグリとかき混ぜるような動きをされ、思わず「痛い!いででで…!」と声が出てしまいました (;_q) グリグリの存在は知っていたけれど、先生…どうして何も予告してくれなかったの!?怖がられないように敢えてですよね!?「子宮口1.5㎝だね」ですって。それだけを知るためにこんな痛いことをする必要はないですよね!帰りはグッタリのフラフラでした…

 

8/18 フライング入院 → 3時間で退院

陣痛のはじまり

夜中の2時頃に目が覚めてトイレへ。すると、ドゥルっとした半透明ピンク色の特大おりもののようなものが出てきてびっくりΣ(・Д・;) 内診後に少し見られた出血とは明らかに違う。「あぁ、これがおしるしか。でも、おしるしがあったからといってすぐに生まれるとも限らないし!」…と思ったのもつかの間、お腹の張りが腹痛と腰痛(強めの生理痛くらい)を伴うようになってきました。日頃からお腹はしょっちゅう張っていましたが、痛みがあったことはなかったので陣痛だと分かり、あらかじめインストールしておいた陣痛アプリで間隔を測り始めることに(陣痛アプリは本当に便利でした!)。すると、既に張りは10分間隔になっていました(゚△゚;) いやいや、でもまだ痛みは我慢できるくらいで前駆陣痛かもしれないし、こんな時間に母を起こしたらかわいそうだ…。立ったり座ったりしていると陣痛間隔が延びる→横になると間隔が縮む、のを繰り返しながら6時まで様子を見てから母を起こし、病院に連絡しました。

病院のベッドで遠のく陣痛

病院に到着してまず内診。子宮口は2㎝。NSTをつけて静かな部屋で横になったら、寝不足もあり落ち着きすぎたせいか2回ほどしか張らず、3時頃から闘ってきた10分間隔の張りは再現されませんでした…。しかし、入院手続きは病院についてからすぐに着々と進められ、朝食も頂いたところで再度内診され子宮口は3㎝。帰ってヨシ!のお墨付きΣ(-∀-;)「心配ならグリグリするけど?(検診の時とは違う先生)」…それだけは断固拒否して、入院3時間からのスピード退院するはめに。返されるかもしれないーそれは想定内でしたが、この一瞬の入院費がバカにならなかったので、即入院手続きするのって意地悪じゃない?と感じた次第であります。

帰宅後も陣痛はすっかり落ち着き、いつも通りに掃除やら家事が出来るくらい元気でした。この一日の騒動は、内診グリグリの刺激によるものだったね!ということで、我が家では片付けられました。

夜からの陣痛再発

同日21時半頃から10分間隔の規則的な張りと痛み(朝と同じ程度)が再発。寝たり起きたりを繰り返しつつ、翌朝まで10分前後の間隔を維持しました。…が、朝食後からまた陣痛間隔が延び始め、前日と同じパターン。。病院に連絡してたら前日の二の舞になるところでした(-ω-;)

8/19 本陣痛~出産へ

縮む陣痛間隔、強まる痛み

だらだらと不規則に続いていた陣痛が、昼過ぎになって10分、8分、そして5~6分間隔になり、痛みも強くなってきたため、「さすがにそろそろ病院行った方がいいだろう!」ということで16時頃に病院へ。

子宮口は2~3㎝、NSTでは5分間隔の陣痛が確認されました(今回は遠のかず安心!)。病院の夕食を食べた後はお産を早く進めるためにスクワットや散歩、腰回しなどをしてアクティブに過ごしました。看護婦さんに「寝れるときに寝ておいた方が…」なんて言われたものの、車で片道2時間半かけて呼び出した夫に迷惑をかけたくなかったので頑張りました (゚Д゚;)

陣痛室へ

 21時半頃、陣痛間隔が5分を切り、声が漏れそうな位には痛みが強くなってきたところで陣痛室へ移動しました。子宮口は3~4cm(え?まだそんなもん?)。実家で待機していた母と夫を呼び出し、ゴルフボールをお尻の下敷きにしたり夫に腰を押してもらったりしながら痛みに耐えました。

この時の感覚として、痛いけど叫ぶほどではないし、子宮口3~4㎝なら全開には程遠い…日付も変わり、母も夫も眠そうで私も寝不足3日目でクタクタ。まだまだ生まれないかもしれない。そう感じていました。

8/20 誕生まで

助産師さんの夜勤交代ー破水へ

1時か2時頃だったと思います。担当の助産師さんが、若い子から夜勤のおばちゃんに交代になりました。そのおばちゃん助産師さんから「陣痛の間は体に力を入れず息を吐くだけでいいから、横になったら?」とアドバイスされました。その時の私は、体を起こしていた方が赤ちゃんは降りてきやすいと信じて、座って足に力を入れていると痛みを我慢しやすかった事もあり、ずっと起きていました。言われたとおりに横になってみたところ、数分後に「ポンッ!」という音とともに破水しました Σ(ll゚Д゚ll)

分娩室へ

分娩台の上に乗せられ、脚にカバーを付けたり点滴の針を刺したりと準備が始まりました。しかし、破水後からいきなり痛みといきみたい感覚が強くなり「出そう!早くいきませて!」という気持ちと、「まだまだかかると思っていたのに、いきなり子宮口9㎝!?もう出てきちゃうの?」という恐怖でハラハラ、脚は勝手にガタガタ震えました💦助産師さんは「静かだからこんな早く来ると思わなかったよ~。うんち出そうな感覚あった?(私:ずっとありました)それはよく頑張ったね~」と。

準備が整い夫が入室(立ち合いは1名まで)。しかし、いざ、いきんでいいよ!となった瞬間、始めは全力でいきむことを躊躇ってしまいました…というのも、出産とは人生で一番の痛みの体験だと思っていたから。その覚悟を以って平気な顔をしてこの日を迎えたものの、その恐怖心を思い出してしまったのです(;_q) その為か、胎児の頭が見えてからが長い道のりでした。

あらゆる手を尽くしてついに…!

途中からは全力でいきんだつもりでしたが、頭より下が中々出てこない…!そこで、様々な方法が試されました。

① 膀胱の中身が邪魔になっているかも?(トイレに行ったのは1時間程前)

 → 導尿される(痛い!)

② 足を高く上げた方がいきみやすいかも!

 → 足台の上に足をかけて更に腰を上げた状態に(辛いだけでした…)

③ 回旋異常かも?へその緒ぐるぐる?

 → 体を横向きにしていきんでみる(効果なし)

④ 陣痛が長続きしない。疲れで間隔も空いてきた。

 → 乳頭を刺激して陣痛を促進(痛いし母乳が噴き出た💦)

 → 少しずつ促進剤を点滴。効くまでの間、休憩時間!(これが一番無理!😱結局少しはいきんでました)

⑤ 会陰切開

 → 切る前に麻酔をされたため、痛みへの恐怖が和らいで全力でいきめた(いつ切られたのかは不明)

⑥ 長引いてきたので水分補給

 → 私はそれより終わってから飲みたい気分だったのに、強引に飲まされた(ストロー付きペットボトルキャップが活躍!)

 

どれが一番効果的だったかと言われると、促進剤を打って休憩したことだったと思います。分娩室に入ってから約2時間かけて、8月20日4時46分、やっとのことで娘は誕生しました。母からは「分娩室に入ってからがすごく長く感じた」と言われましたが、初産なら分娩室で1~3時間はかかるから普通だと先生は言ってくれました。

産後の処理

【新生児の身体測定】

身長51.0㎝、体重3,112g、在胎日数38w5d(予定日まであと9日)

3日前の検診では2,800gと言われていたのに…!グリグリは痛かったけど早めに生まれてくれて結果オーライでした👌

【カンガルーケア】

赤ちゃんには服が着せられ完全に素肌同士とはいかなかったですが、乳首を咥えさせるところまでできました(ここで授乳できると母乳育児の為には効果的なんだそう)。

胎盤排出】

先生にお腹をグッと押され胎盤を引っ張り出された記憶があります。後陣痛はそんなに痛くありませんでした(痛みが強い人もいるようです)。

【会陰縫合】

正直、これが一番痛かったです…陣痛と違って痛みが鋭いです(痛い痛いと騒いで先生には迷惑をおかけました(^^;)。溶ける糸だったので後日の抜糸はナシ。

【膣内・腸内の確認】

最後に、中が傷ついてたりしないかを見るために、膣と肛門を内視鏡?で観察されました。これ以上いじられたくないのに…大事な診察らしいのであと少しの辛抱。。

まとめ

立ち合い出産

夫にははっきりと「して欲しい」と言ったわけではなく、してもらう前提で話を進めていたら嫌がる様子がありませんでした。夫が職場で立ち会った人の話を聞いていたので抵抗が少なかったのかもしれません。「何をすればいいか分からない」と言われたので「うちわで扇いだり、汗拭いたりしてくれればいいよ。胎盤見れるかもよ(夫は胎盤に興味があるようだった)」と、事前に話していたのでそんな感じで頑張ってくれました(b’v`) 手を握ってもらったり、声をかけてもらうだけで心強かったです。ただ、汗と涙でぐちゃぐちゃになった顔や勝手に出てきてしまうウ〇コを見られてしまうのが嫌な人はおすすめ出来ません。。

(私の立ち合い出産のイメージ)夫は簡易的な白衣を着て、頭側に立ち汗拭きや水分補給、声がけなどをしてくれる。

(現実:私の産んだ病院の場合)夫は普段着のまま。私の横側に立ち、股の様子も丸見え(「今までで一番頭見えてるよ!」など言われた)。分娩室に扉はあるものの、外で待っている母に会話や音が丸聞こえだったらしいΣ(ll゚Д゚ll)

普通分娩で産めたこと

知り合いは促進剤が体に合わずに分娩台の上で吐いてしまったり、母体の体力消耗が激しく、結局帝王切開になってしまった。という話を聞いていました。そのため、寝不足続きでいきむ体力も失いかけた頃、「帝王切開」という展開が頭をよぎりましたが、何度も赤ちゃんの頭を出したり引っ込めたりしながらも、赤ちゃんの心拍が弱くなることがなかったため下から産めたのだと思います。赤ちゃんの体力に感謝です!また、しっかり呼吸をして赤ちゃんに酸素を送ることも重要です(・ω・)b

 

腹筋不足

妊娠中は切迫流産や早産を防ぐためにも「なるべくお腹に力を入れない」ことが勧められるかと思います。私も腹筋を使うのはトイレで踏ん張る時くらいだったので、大分腹筋が落ちてしまい、いざいきむ時に驚くほど力が入らないことに気が付きました。じゃあどうすれば良かったのか?私にも分かりません (-ε-。) 産後1ヵ月を過ぎてから体型を戻すために腹筋運動をするようになりました。

陣痛の痛み

これから出産を控えている妊婦さんには一番気になるところだと思います(勝手な思い込み)。これはあくまでも私個人の感想ですが、予想していたよりも痛くありませんでした。それよりも、産前の歩くのさえ辛い恥骨痛や産後のお股の傷の痛みとの付き合いの方が辛かったです…(;_q)

痛みの種類としては、始めは下痢に似たような痛みから強めの生理痛。本陣痛ではその下腹部と腰の痛みが増し、肛門の圧迫感がプラスされた感じでした。

私は生理痛も軽いので子宮収縮力が足りないのかもしれませんし、妊娠中にやっていた股関節のストレッチや筋トレが効果を発揮してくれたのかも分かりません。体型・体質・赤ちゃんの大きさによっても痛みの感じ方は個人差が大きい部分だと思います。

あると便利なグッズ

陣痛アプリ

陣痛が始まった時にボタンを押すだけで間隔が計れて記録も残る!

ストロー付きペットボトルキャップ

これは定番ですが確かに便利でした!入院中もそのまま使えました。

ゴルフボール

持参したのはテニスボールだったんです。しかし、病院にあったゴルフボールの方が大きさ的に肛門の下敷きにしたままにしておけて便利でした!テニスボールは横になった状態で他人に肛門を圧迫してもらう場合には使えると思います。

体を温めるもの

ホッカイロやレンジ湯たんぽのような物でしょうか?助産師さんが貸してくれたのですが、レンジで温める肩ウォーマーを腰に当てたら陣痛の腰の痛みが和らぎました。あると楽になれるかもしれません (^^)

円座

これは病院に十分な数が用意されていたものですが、産後1週間はこれがないと座れませんでした!帝王切開でない限りお股にダメージはある訳で…病院にあったものはただの穴あきクッションではなく、固くて厚みと重みのあるものでした。

私はどんな妊婦だったのか?

この情報に需要はないのかもしれませんが、これから産もうとしている方で知りたい人もいるかもしれないので一応(私は知りたい派)。

妊娠時の年齢:27歳

妊娠時の職業:食堂での調理・接客・事務など。妊娠報告後はきつい仕事は免除されまたものの、基本立ちっぱなしのお腹張りまくりで、切迫や出血などトラブルがなかったことが不思議なくらいでした (^^;) 妊娠31週で退職。

胎児の経過:最初から最後まで標準サイズを貫きました。

臨月の生活:太りすぎ防止と体力づくりのために運動しなきゃとは思うものの、恥骨痛が酷くて散歩どころではなかったので、室内で足踏みや股関節のストレッチ、スクワットなどをしていました。里帰りで実家で掃除や料理を担当。

体重の増加量:最終的に+9.5㎏で済みました(元のBMIは16.8)

 

最後に

この記録は私個人の感想ですので、何通りもある出産パターンの一例であることをご了承くださいm(_ _)m 

長々と書いてしまいましたが、最後まで読んで下さりありがとうございました!